2016年5月16日月曜日

中華思想 語源

中華思想の由来・語源




■中華思想(ちゅうかしそう)は、中国が世界の文化、政治の中心であり、他に優越しているという意識、思想。漢民族が古くからもち続けた自民族中心主義の思想である


■中華思想の「中華」は「中」と「華」からなっている。「中」は「世界の中心」を意味し、「華」は夏(か)、中国史上初に世襲王朝「夏王朝」を表し、転じて中国自体を意味する。つまり「中華」とは、世界の中心である夏(華=中国)といった意味になる


■中華思想では中国の周辺諸国は蛮夷(ばんい)、夷狄 (いてき) 等、と呼ばれる「野蛮な異民族」とされ、その地理的(方位的)所在に合わせて、東夷(とうい)、西戎(せいじゅう)、南蛮(なんばん)、北狄(ほくてき)に分類される


■日本人は中国(中華思想)から見れば「東夷」(東に住む野蛮人)となる



■夏(か)は中国の史書に記された最古の王朝。夏后ともいう。夏・殷・周を三代という。『史記』『竹書紀年』などの史書には初代の禹から末代の桀まで1417代、471年間続いたと記録されている。殷に滅ぼされた。従来、伝説とされてきたが、近年、考古学資料の発掘により実在の可能性もある

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